アドレスバーに会社名を表示できる「EV SSL証明書」とは | SSLサーバー証明書ならさくらインターネット

アドレスバーに会社名を表示できる「EV SSL証明書」とは

ブラウザのアドレスバーに緑文字で会社名が表示されているサイトを見たことはありませんか?会社名をアドレスバーに表示するには専用のSSLサーバー証明書(以下SSL証明書)を購入する必要があります。企業サイトの信頼性を向上させる証明書「EV証明書」をご紹介します。

SSL証明書の種類をおさらい

SSL証明書にはDV、OV、EVの3種類があります。これらの違いについては、「SSLサーバー証明書の違い」の記事で詳しく解説していますので、まだお読みでない方はぜひ先にご覧ください。本記事では、これらの中でもっとも厳格な認証方式を採用している「EV(Extended Validation)証明書」について、特長やメリット・デメリットなどについてご紹介いたします。

EV証明書の特長

EV証明書の最大の特長は、上記の画像のように会社名をアドレスバーに表示できる機能です。同じ組織認証のOV証明書ではこの機能は利用できません。その分EV証明書は価格が高く、認証局の審査が厳しいため、時間と手間がかかります。

EV証明書のメリット

EV証明書の特長を「アドレスバーに会社名を表示」と説明しましたが、この機能のメリットとは何なのでしょうか。それはアドレスバーに会社名を表示することにより、例えば「このサイトはSAKURA Internet Inc. が運営しています!」とサイトを閲覧に来たユーザに明示することができることです。

以前は銀行や証券会社、クレジットカード会社などの金融機関のサイトで利用されることが多かったのですが、特に今年から業種を問わず普及が加速しており、数多くの企業サイトで導入されるようになってきました。もちろんOV証明書でも組織認証のため証明書内に運営組織の記載はされますが、以下の画像のようにブラウザ上で操作して証明書の詳細を表示をしないと確認できません。

EV証明書の価格

EV証明書も以前は1年間で数十万円程度が一般的でしたが、現在は国内サイトで4〜5万円程度、海外サイトでは100ドル以下で販売されるようになってきました。さくらのSSLでは、SureServer EV for SAKURA を1年間53,460円で販売しています。OV証明書であるSureServer for SAKURAが41,580円であることを考えると、1万円ちょっとの差額でアドレスバーに企業名を表示できるメリットは非常に高いと言えます。

EV証明書のデメリット

まずEV証明書では、ワイルドカード証明書が利用できません。ワイルドカード証明書とは、「 *.sakura.ad.jp」 に対して発行できるSSL証明書で、複数のサブドメインを利用してサイトを運営している場合、全てのサイトに証明書を適用することができます。EV証明書にはこの機能がないため、サブドメイン1つずつに1枚のSSL証明書が必要になります。ブランドによっては、マルチドメイン証明書という1枚のSSL証明書に複数のドメインを含める機能を持った証明書もあります。

  • ※さくらのSSLでは現在マルチドメイン証明書は販売しておりませんが、将来的に検討したいと思っています。

次に、審査に手間がかかるのも、企業によってはデメリットかもしれません。同じ組織認証のOV証明書と比べるとEV証明書は審査フローがより厳格で印鑑証明が必要な場合や、電話による確認が数回必要な場合もあり、申請者の手間も認証局の手間も増えます。このため、対応が煩雑になるのとともに価格が高くなる傾向にあります。

EV証明書利用の問題点として、サーバーの運営組織とサイトの運営組織が異なる場合、見た目はA社のサイトなのにアドレスバーの会社名は全く違うB社、というパターンがあります。地方銀行などでシステム開発事業者の運営しているサービスにオンラインバンキングを委託している場合、本来であれば銀行名が表示されるべきですが実際にはシステム開発事業者の名前が表示されているケースが多くあり、EV証明書の誤った使い方になっていると言えます。

また、サーバーの運営組織とサイトの運営組織が同じであっても、EV証明書を利用している組織自体が悪意のあるウェブサイトを運営している場合、SSL証明書では被害を防ぐことはできません。アドレスバーに会社名が出ているからといって100%安心できるサイトと保証されている訳ではない点にも注意が必要です。

それでもご利用いただきたいEV証明書

今回はEV証明書の特長とメリット・デメリットをご紹介しました。価格的にも高価で手間も増えるため敬遠されがちですが、何よりもアドレスバーに会社名を表示できるというメリットはサイトの信頼性を測る上で非常に重要な要素となります。また、煩雑な手間もそれだけ取得審査が厳格だと思えば、審査過程を通してEV証明書の信頼性を実感できると思います。

このコラムを読んで「EV証明書を利用してみたいけど、既に別の証明書を利用しているし有効期間も残ってるから待つしかないなぁ…」という人には、既に利用している証明書の残存期間(最大12ヶ月)を引き継ぐことができるSureServer EV for SAKURAをおすすめします。今後も利用の拡大が見込まれるEV証明書をこの機会にぜひご検討ください。

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最終更新日:2018.2.15
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